メルカリのプロモーション機能は、出品した商品を検索結果の上位に表示させる「成功報酬型の広告」です。売れたときだけ追加で5%の手数料がかかる仕組みなので、設定しただけでは費用はゼロ。ただし、プロモーション経由で売れた場合は通常の販売手数料10%に加えて合計15%になるため、使いどころを間違えると利益が削られるだけで終わります。プロモーション機能の仕組み・手数料のルール・途中でやめる方法・効果が出る条件・意味がないケース・プロモーション以外の上位表示手段を整理します。
メルカリの プロモーション 機能とは? 手数料と 仕組み

プロモーション機能は、出品した商品を検索結果やカテゴリ一覧で上位に表示させるための出品者向け広告です。表示された商品には「PR」や「⚡」マークがつき、通常の出品より目に留まりやすくなります。
手数料は 「売れたときだけ +5%」の 成功報酬型
「広告」と聞くとクリック課金やインプレッション課金をイメージして怖くなる人もいますが、メルカリのプロモーションは「売れなければ0円」の成功報酬型です。
- 通常の販売手数料:販売価格の10%(プロモーションの有無に関係なく必ずかかる)
- プロモーション経由で売れた場合:上記に加えて+5%が追加される
- 合計手数料:最大15%(販売手数料10%+プロモーション手数料5%)
- 売れなかった場合:追加料金は一切なし
設定しただけでは料金は発生しません。プロモーション経由で売れたと判定されたときだけ追加の5%が差し引かれます。
5%が 発生する条件 (2026年に 仕様変更)
追加の5%がいつ発生するかは、2026年1月の仕様変更で分かりやすくなりました。
つまり、設定している間に売れたら+5%、期間が過ぎてから売れたらかからない、とシンプルに考えておけば大丈夫です。仕様は変わることがあるため、設定画面の注意書きもあわせて確認してください。
表示期間と 利用条件
- 表示期間:最大40日間(商品により早く終わる場合あり)。設定後約30分で検索結果に反映される
- 利用条件:かんたん本人確認を完了した一部ユーザーから順次提供
- アプリ:最新バージョンが必要
- 対象外:チケット系など一部カテゴリ・商品は設定できない
利用条件や対象カテゴリは変更される場合があります。最新情報はメルカリアプリ内の案内で確認してください。
プロモーションの仕組みが整理できたところで、まずは実際の使い方(設定のやり方)を見ていきましょう。
メルカリ プロモーション 機能の 使い方 【設定手順】

プロモーションの設定はとても簡単で、数タップで完了します。1商品ずつ設定する方法と、複数商品をまとめて設定する方法の2つがあります。
- 出品した商品の一覧画面を開く
- 対象商品の「売るツール > プロモーションする」をタップする
- 設定画面で「プロモーションする」をタップすると開始される
複数の商品をまとめて設定したいときは、出品一覧画面で「まとめて編集」→「まとめてプロモーション」と進み、対象商品を選んで「プロモーションする」をタップします。一度に選べるのは100件までです。
設定したあとは、アプリの「プロモーション効果」から、商品が表示された回数の推移をグラフで確認できます。効果が出ているか、写真や説明を見直すべきかの判断材料になります。
設定できない ときの確認 ポイント
プロモーション機能の使い方でつまずきやすいのが、「設定できない」ケースです。次のような商品は設定できません。
- 公開停止中の商品 ─ 出品中の状態に戻す必要がある
- 過去にプロモーションを設定した商品 ─ 同じ商品への再設定はできない
- 本人確認が未完了 ─ かんたん本人確認を先に済ませる
- 一部カテゴリ・禁止出品物 ─ 対象外の場合がある
設定できないときは、まず本人確認の状況と商品の公開状態を確認してください。アプリが古いと表示されないこともあるので、最新版へのアップデートも試しましょう。
プロモーションの仕組みと使い方が分かったところで、次は「設定したけどやめたい」「解除できない」という場面への対処を確認します。
プロモーションを やめたい・ 解除したい 場合の 方法

「とりあえずONにしたけど、やっぱりやめたい」という声は多いです。結論から言うと、一度設定したプロモーションは途中でキャンセルできません。40日間の表示期間が終わるまで待つか、商品自体を操作する必要があります。
途中 キャンセルは できない
プロモーションには「設定を解除する」ボタンがありません。設定したら最大40日間継続し、期間が終われば自動的にプロモーションは停止します。
- 40日間が終わるのを待つ:売れなければ費用は0円なので、そのまま放置しても損はしない
- 商品を公開停止にする:プロモーション表示は一時的に止まる。ただし再公開するとプロモーションも再開する
- 商品を削除して再出品する:プロモーションを完全に外すにはこの方法しかない
「公開停止」は一見やめたように見えますが、再公開した瞬間にプロモーションが再開するため、完全な解除にはなりません。プロモーションを完全にやめたい場合は、商品を削除して新たに出品し直す必要があります。
商品の削除手順や停止との違いは メルカリで出品中の商品を削除する方法 で詳しく解説しています。
40日間が 終わった後は どうなるか
40日間の表示期間が終了した商品は、自動的に通常の出品状態に戻ります。以後の取引には追加の5%はかかりません。
同じ出品に再度プロモーションを設定することはできません。もう一度プロモーションを使いたい場合は、商品を削除して再出品し、新しい出品に対してプロモーションを設定する流れになります。
「辞めたい」より 「最初から 判断基準を持つ」 方が いい
プロモーションを途中でやめたくなる原因の多くは、「なんとなくONにした」「手数料のことをよく考えていなかった」というケースです。売れなければ費用は0円なので、設定すること自体はリスクが小さい。ただし、売れたときの利益が想定より減ることを事前に計算しておかないと、「売れたのに得した気がしない」という状態になりやすいです。
プロモーションを使うかどうかの判断基準を、次で整理します。
プロモーションの 効果が 出る条件と 意味が ないケース

プロモーションは「露出を増やす」機能であって、「何でも売れるようにする」機能ではありません。効果が出やすい条件と、設定しても意味がないケースがはっきり分かれます。
効果が 出やすい条件
- 出品から1〜2週間以上経っても閲覧数・いいねが少ない商品:需要はあるのに埋もれている状態。露出を増やすだけで動くケースがある
- 季節物・イベント物で売り切りたいタイミングがある商品:コート・浴衣・受験参考書など、売り時が限られる商材。最大40日間の表示期間を山場に合わせて使う
- 粗利が厚く、5%追加しても十分利益が残る商品:高単価ブランド品やセット売りなど
- 同カテゴリで過去に売れた実績がある商品:「PVさえ取れれば売れる」と分かっているなら、プロモーションとの相性が良い
メルカリ側も「長く売れていない商品」「ライバルが多いカテゴリ」での利用を案内しています。プロモーションは「埋もれた在庫を動かす最後の一押し」として使うのがコスパが良いです。
意味が ないケース (設定しても 売れない)
- 相場より明らかに高い価格のまま設定するケース:上位に出ても「高い」と判断されるだけ。PVだけ増えて売れない
- 写真が暗い・ブレている、説明文が薄い商品:露出が増えても、商品ページで離脱される。プロモーションの前に出品内容のブラッシュアップが先
- 単価が低く、もともとの利益が薄い商品:1,000円以下の商品に15%の手数料がかかると、送料を引けばほぼ赤字になるケースが多い
- 検索数が極端に少ないニッチジャンル:そもそも検索する人が少なければ、「表示回数2倍」の恩恵も小さい
効果の 確認方法
プロモーションを設定した商品には「プロモーション効果」の画面が用意されていて、表示回数・クリック(閲覧)数・いいね数を確認できます。
表示回数は増えたのに閲覧数が少ないなら、サムネイル(1枚目の写真)かタイトルに問題がある可能性が高いです。閲覧数は増えたのにいいね・購入がゼロなら、価格か説明文を見直すタイミングです。
ここまで見てきたように、プロモーション機能は上位表示を「お金で買う」手段です。ただし、メルカリで上位表示を維持する方法はプロモーションだけではありません。手数料0円でできる基本の施策が整っていないままプロモーションに頼るのは、順番が逆です。
プロモーションに 5%払う前に 見直したい上位 表示の 基本

プロモーション機能は便利ですが、上位表示の基本は「値下げ」と「再出品」です。この2つは手数料の追加なしで検索順位を上げられる手段で、プロモーションはあくまで「基本を押さえたうえでの追加の武器」という位置づけです。
値下げと 再出品が 上位表示の 王道
メルカリの検索結果は、出品が新しい商品ほど上位に表示されます。つまり、出品から時間が経って順位が下がった商品は、値下げか再出品で順位を回復させるのが基本です。
- 100円値下げ:一定の条件を満たした値下げで検索順位が上がる。24時間に1回が目安
- 再出品:商品を削除して出品し直すことで「新規出品」として上位に表示される
- 出品時間の最適化:購入者が多い時間帯(夜20〜23時など)に合わせて出品・再出品する
値下げのタイミングや条件は メルカリ値下げのタイミングはいつがベスト? で詳しく解説しています。再出品のペースや圏外飛ばしを避ける方法は メルカリ再出品のベストタイミング も参考にしてください。
上位表示の仕組み全体を理解したい方は メルカリで売れない原因は上位表示かも|仕組みと値下げ・再出品タイミングを解説 でまとめています。
問題は 「値下げと再 出品を毎日やる 手間」
値下げも再出品も、1件ずつ商品ページを開いて操作する必要があります。商品が10件なら大した手間ではありませんが、30件、50件と増えてくると、毎日の値下げ確認と操作だけで15〜30分は消えます。
プロモーション機能に5%を払いたくなる理由の多くは、実は「値下げや再出品を毎日やるのが面倒だから」です。であれば、その手間を仕組み化する方が、手数料5%を毎回払い続けるよりコスパがいいです。
フリマネージャーで 値下げ・ 再出品を ワンクリック化
フリマネージャーのライトプラン(980円/月)なら、商品ページを1件ずつ開く必要がなくなります。
- ワンクリック値下げ:一覧画面から100円値下げをボタン1つで実行。24時間経過した商品だけ表示されるので、対象の確認も不要
- ワンクリック再出品:過去の商品情報をそのまま使って再出品。写真や説明文を毎回コピーし直す手間がなくなる
- 売上データの自動取得:Chrome拡張がメルカリの販売データを自動で読み取り、手入力ゼロで売上管理が完了する
さらに、らくらく運用アシスト(月+1,480円のアドオン)を追加すると、取引履歴から選んだ商品に対して自動再出品・自動値下げを設定できます。売れたら自動で再出品、毎日の値下げも商品ごとに自動実行。手動でボタンを押すのと同じ操作を、PC上のChrome拡張が代わりにやってくれる仕組みです。
プロモーション 5%と 比較してみる
プロモーションは「売れるたびに+5%」が発生します。たとえば月に10件、平均3,000円の商品が売れた場合、すべてプロモーション経由なら追加手数料は月1,500円。年間で18,000円です。
フリマネージャーのライトプランは月額980円。値下げと再出品のワンクリック化だけで上位表示を維持できるなら、プロモーションの追加手数料より安い計算です。プロ年額プラン(11,800円/年)なら経費管理やレシート読み取りも含めて、プロモーション半年分以下のコストで日常の管理作業がまるごと効率化できます。
プロモーションが不要になるわけではありません。ただし、値下げと再出品の仕組み化を先にやったうえで、それでも動かない商品にだけプロモーションを使う方が、トータルのコストは確実に下がります。
まとめ: プロモーションは 「最後の一押し」として 使う
- プロモーション機能は「売れたときだけ+5%」の成功報酬型広告。売れなければ費用は0円
- 通常の販売手数料10%に加えて合計15%になるため、薄利な商品ほど注意が必要
- 5%はプロモーション期間中に売れたときだけ発生。期間が過ぎてからの購入にはかからない
- 表示期間は最大40日間。途中キャンセルはできず、完全にやめるには削除→再出品が必要
- 効果が出やすいのは「埋もれた在庫」「季節物」「粗利が厚い商品」。写真や価格が弱い商品は、露出を増やす前にページの見直しが先
- 完全にやめるには削除→再出品が必要。公開停止だけでは再公開時にプロモーションが再開する
プロモーションは「お金で露出を買う」最後の一押しです。まずは値下げと再出品という手数料0円の基本を仕組み化し、それでも動かない商品にだけ使う方が、トータルのコストは確実に下がります。


