メルカリで「残念だった」の評価をつけられると、相手がつけた評価を自分で削除・変更することはできません。これがメルカリの基本ルールです。ただし、ガイドライン違反の評価なら事務局に相談して非表示にしてもらえるケースがあります。さらに、プロフィールに表示されるのは直近100件だけなので、取引を積み重ねれば悪い評価は画面上から押し出されます。この記事では、悪い評価の削除・取り消しの可否から、つけられたときの具体的な対処法、自分がつける側の判断基準までを整理します。

メルカリの悪い評価は削除・取り消しできるか

悪い評価をもらったとき、最初に知りたいのは「消せるかどうか」です。結論から言うと、自分の操作で相手の評価を消す方法はありません。ただし「絶対に何もできない」わけでもないので、できることとできないことを切り分けておきます。

相手からの評価は自分では消せない

メルカリの評価は、取引完了時に購入者と出品者がお互いにつけ合う仕組みです。一度確定した評価は原則として変更・削除ができません。

自分ではできないこと
  • 相手がつけた「残念だった」を、自分の操作で「良かった」に変える
  • 相手がつけた評価コメントを、自分の操作で削除する
  • 相手がつけた評価の変更をシステム上で依頼する

取引メッセージで相手に直接お願いすることは可能ですが、相手が応じる義務はありません。しかも、取引完了後のメッセージは相手が読まないことも多く、事実上、相手への依頼だけで評価が変わるケースはかなり少ないと考えておいた方がいいです。

自分がつけた評価なら一部変更できる(新機能)

2025年のアップデートで、自分がつけた評価に限り変更が可能になりました。

変更できること
  • 自分がつけた「残念だった」→「良かった」に変更する
  • 自分が書いた評価コメントを削除する
注意
「良かった」→「残念だった」への変更はできません。また、この機能はあくまで「自分がつけた側」の操作です。相手からもらった悪い評価には影響しません。「自分がつけた評価の変更」と「相手からもらった評価の削除」は別の話なので、混同しないようにしてください。

事務局に非表示にしてもらえるケース

評価そのものは消せなくても、評価コメントの内容がガイドライン違反に当たる場合は、事務局に問い合わせることでコメント非表示の対応をしてもらえることがあります

非表示になりやすいケース
  • 本名・住所・電話番号など個人情報を含むコメント
  • 明らかな暴言・誹謗中傷・脅し
  • 取引内容とまったく関係のない嫌がらせ

逆に、「思ったより小さかった」「発送が遅く感じた」といった主観的な不満は、たとえ購入者の勘違いだったとしても事務局が介入することはほぼありません。

重要
もう1つ、購入者と出品者の双方が「評価を間違えた」と合意しているケースでは、事務局が評価を変更してくれたという体験談も見かけます。ただしこれは公式に保証された対応ではなく、すべてのケースで変更してもらえるわけではない点は理解しておく必要があります。

消せるか・消せないかの線引きが整理できたところで、次に「消えないなら、いつ見えなくなるのか」を確認します。

悪い評価はいつ消える?時間ではなく取引件数で決まる

「悪い評価って、半年とか1年経てば消える?」という疑問を持つ人は多いですが、時間経過で評価がリセットされる仕組みはありません。消えるかどうかは、日数ではなく「その後に何件取引したか」で決まります。

プロフィールに表示されるのは直近100件だけ

メルカリのプロフィール画面に表示される評価は、直近100件のみです。101件目より古い評価は、画面上から非表示になります。

100件ルールのポイント
  • 評価データ自体は削除されない(メルカリ側には残る)
  • プロフィール画面で他のユーザーから見えるのは直近100件だけ
  • 古い評価は、新しい取引で押し出される形で「事実上見えなくなる」

つまり、悪い評価が1件ある状態で100件の取引を完了させれば、その悪い評価はプロフィール上から消えます。月に20件取引する人なら約5か月、月に10件なら約10か月が目安です。

「低単価の商品を購入して評価を積む」という方法を勧めている人もいますが、不自然な相互評価や自演の繰り返しは規約違反のリスクがあります。あくまで通常の売買の範囲で取引を続けていくのが安全です。

1件の悪い評価より、全体のバランスが見られている

実際のところ、購入者が気にしているのは「悪い評価が1件あるかどうか」ではなく、全体の中でどれくらいの割合かどうかです。

良い評価が100件で「残念だった」が1件なら、ほとんどの購入者は気にしません。逆に、取引件数が少ない段階で悪い評価が1件つくと割合的に目立つため、初期ほど丁寧な取引を心がけることが大事です。

「消えるまで何か月」と数えるより、普段の取引を丁寧にやって良い評価を積んでいく方が、結果的に一番早く影響が薄まります。

対処法の全体像がつかめたところで、実際に悪い評価をつけられたときに何をすればいいかを手順で確認します。

悪い評価をつけられたときにやること

悪い評価をつけられた直後は、気分が良くないのは当然です。ただ、感情的に動くと状況が悪化しやすいので、やるべきことを順番に整理しておきます。

まず内容を確認して証拠を残す

最初にやることは、評価コメントの内容を冷静に読むことです。

証拠保存の手順
    • STEP1 評価コメントの内容を確認する。自分に非がある指摘か、理不尽な内容かを判断する
    • STEP2 商品ページ(説明文・写真)のスクショを保存する
    • STEP3 取引メッセージのやり取りをスクショで残す
    • STEP4 発送履歴・追跡番号が確認できる画面を保存する

    証拠は「事務局に相談するかどうか」を判断してから集めるのでは遅い場合があります。メルカリの取引メッセージは一定期間で閲覧できなくなることがあるため、悪い評価がつけられた時点でまとめて保存しておくのが確実です。

    ガイドライン違反なら事務局に相談する

    コメントに個人情報が含まれている、明らかな誹謗中傷がある、取引とは無関係な嫌がらせであるなど、ガイドライン違反に該当しそうな場合は事務局に相談します。

    問い合わせの手順
    • アプリの「マイページ」→「お問い合わせ」から該当カテゴリを選ぶ
    • 「いつ・どの取引で・どんなコメントを受けたか」を具体的に書く
    • 保存しておいたスクショを証拠として添付する
    • 「このコメントはガイドラインの○○に違反していると考えます」と根拠を示す

    問い合わせたからといって必ず対応してもらえるわけではありませんが、ガイドライン違反が明確なケースでは非表示対応の実績があります。何もしなければ何も変わらないので、該当するなら出してみる価値はあります

    自分に非がある場合は認めた方がいい

    評価コメントの内容を見て、たとえば「説明にない傷があった」「発送が遅れた」など自分側に原因がある場合は、素直に認めた方が長い目で見て得です。

    取引相手への返信コメントで「ご迷惑をおかけしました。次回から梱包を改善します」と書いておけば、その返信を読んだ第三者は「この出品者はちゃんと対応する人だ」と判断します。言い訳や反論を重ねるよりも、改善姿勢を見せた方が信頼の回復は早いです。

    プロフィールで補足する方法もある

    悪い評価の影響がどうしても気になる場合、プロフィール欄に「梱包を改善しました」「検品を強化しています」など、改善した内容を短く書き添えるのも手です。

    ただし、「理不尽な評価をつけられました」のような書き方はかえって印象が悪くなります。愚痴ではなく、前向きな改善報告として書くのがポイントです。

    評価コメントの例文や、購入者・出品者それぞれの評価の書き方は メルカリ評価コメントの例文集|購入者・出品者別にコピペOK でまとめています。良い評価をもらいやすい書き方を知っておくと、今後の取引にも役立ちます。

    ここまでは「つけられた側」の対処を見てきました。逆に、自分が悪い評価をつける側になったときの判断基準も押さえておきます。

    悪い評価をつけるか迷ったときの判断基準

    「この取引、悪い評価をつけるべき?」と迷う場面もあります。感情的につけてしまうと後悔することもあるので、基準を整理しておきます。

    つけてよい場面と避けた方がいい場面

    つけてよい場面
    • 商品説明と明らかに違う状態だった(傷・汚れ・サイズ相違など)
    • 偽物・コピー品が届いた
    • 発送期日を大幅に過ぎても発送されず、連絡もなかった
    • 梱包が極端にずさんで商品が破損していた
    避けた方がいい場面
    • 「思っていたより小さい」「色味が画面と違う」など感じ方の問題
    • 数時間〜1日程度の発送遅れで、相手から連絡があった場合
    • 梱包が簡素だが商品に問題がなかった場合
    • 「なんとなくモヤッとした」程度の不満
    重要
    迷ったら「良かった」にして、コメントで改善点を伝えるのが無難です。「残念だった」をつけると相手の評価に永続的に残るため、取引内容と照らし合わせて「本当にそこまでの問題だったか」を冷静に判断してからでも遅くありません。

    報復評価・仕返しが損する理由

    悪い評価をつけたら相手から仕返しされるのでは、と心配する人もいます。実際に「報復評価」を行うユーザーはゼロではありません。ただ、報復を恐れて正当な評価を避けるのは本末転倒です。

    注意
    一方で、悪い評価をもらったことへの「仕返し」として相手に悪い評価をつけ返す行為は、得になりません。メルカリの評価は購入者・出品者が同時公開される仕組みなので、評価をつける時点では相手がどんな評価をつけたか分かりません。「仕返し」をしたつもりが、相手は「良かった」をつけていた、というケースもあり得ます。

    報復のつもりでつけた悪い評価は自分の取引履歴にも「残念だったをつけた記録」として残ります。感情的なやり取りを繰り返しても、自分の評価が良くなることは一切ありません

    なお、2025年の新機能で「自分がつけた残念だった」は「良かった」に変更できるようになりました。万が一感情的につけてしまった場合は、冷静になってから変更することも可能です。

    受取評価そのものが来ない場合の対処は メルカリで受取評価されないときの対処法 で解説しています。

    まとめ悪い評価は消えないが、影響は薄められる

    まとめ
    • 相手からもらった悪い評価は、自分の操作では削除・変更できない
    • 個人情報や誹謗中傷を含むコメントは、事務局に相談すれば非表示対応してもらえる場合がある
    • 悪い評価は時間経過では消えない。プロフィールに表示されるのは直近100件なので、取引を重ねることで押し出せる
    • 自分に非がある場合は素直に認め、改善を伝える方が信頼回復は早い
    • 自分がつけた評価は「残念だった→良かった」に変更できる(2025年の新機能)
    • 報復評価は自分にもダメージがあるため、冷静な判断が大事

    悪い評価が1件ついても、100件の良い取引があれば影響は限定的です。消す方法を探すより、次の取引を丁寧にやる方が早い。焦らず、普段の取引を積み重ねていきましょう。