「メルカリで今まで合計いくら売ったんだろう?」と気になっても、アプリ上で累計の売上総額をすぐ確認できないことがあります。 ただ、確定申告や利益管理で本当に大事なのは、売上総額そのものよりも手数料・送料・仕入れ値を引いた後の利益です。 ここでは、売上総額が見れない理由と自分で確認する手順を押さえたうえで、売上金・残高・利益の違いを解説します。
メルカリ に「累計売上金額」 を表示する公式機能はあるか
結論から言うと、メルカリアプリには今までの売上総額を一発で表示する公式機能は原則ありませんただし確認する方法はあります。確認の方法・売上金と残高の違い・利益との差まで、この記事で整理しました。
一部ユーザーにはテスト表示が出ているケース
ただし、一部のユーザーには出品ボタンを押した先に「これまでの売上金合計」のような数字が表示されるケースが確認されています。これはメルカリのA/Bテストと見られており、全員に出ているわけではありません。表示されない人の方が多い状態です。
この表示で出る金額は、取引完了した商品の売上金の合計とされています。販売手数料(10%)と送料が差し引かれた後の金額であり、購入者が支払った販売価格の合計ではない点に注意が必要です。
テスト表示は今後仕様が変わる可能性があります。現時点で表示されていない場合は、この機能に頼ることはできません。
「見れない」 とは厳密にどういう状態か
「メルカリ 今までの売上総額 見れない」と検索する人が多いのは、次のような背景があります。
- 累計売上金額を自動合計する公式機能は原則ない
- 一部ユーザーにテスト表示があるが、出ない人の方が多い
- テスト表示で出るのは手数料・送料控除後の売上金合計であり、販売価格の合計ではない
- メルペイの残高履歴は過去分を遡れるが、自動で合計はしてくれない
- 結果として、自分で1件ずつ足していくしか方法がない
「機能がまったくない」というよりも、「公式が全ユーザー向けに正式提供していない」というのが正確な状態です。
売上総額が見れないと具体的にどう困るか
累計売上が一画面で見れないことで、実際にどんな場面で困るかを整理します。
取引が増えるほど手計算が追いつかなくなる
取引が10〜20件のうちは、履歴を遡って電卓で合計する方法でもなんとかなります。ただし50件、100件と増えてくると、1件ずつ金額を確認して合算する作業は現実的ではありません。
途中で数え間違えたり、どこまで計算したか分からなくなるのもよくある話です。
月別・ 年別の推移がすぐ出せない
「先月と今月、どっちが売れた?」を確認したくても、月ごとの売上合計を一覧で見る機能はありません。ヤフオクのように月別の売上件数・金額が標準で表示される仕組みはなく、自分で月ごとに集計する必要があります。
売上の推移が見えないと、仕入れ量の調整や出品ペースの判断も感覚頼りになりやすいです。
確定申告 で「去年いくら売った? 」 に答えられない
確定申告の準備で年間の売上金合計が必要になったとき、メルカリアプリだけでは金額がすぐ出せません。1年分の取引を1件ずつ遡るのは、件数が多いほど時間がかかります。
確定申告で最終的に必要になるのは売上合計ではなく、経費を差し引いた所得金額です。売上の合計すら出せない状態では、申告の準備に余計な時間がかかります。
確定申告がそもそも必要かどうかの判断基準は 確定申告とメルカリ|いくらから必要かの判断基準 で解説しています。
メルカリ で今までの売上総額を自分で確認する手順
公式に累計表示がない以上、自分で履歴を遡って合算するしかありません。確認経路は本人確認の状況で異なります。
本人確認済みの場合
- メルカリアプリを開き「メルペイ」タブに移動する
- 「使用履歴」をタップする
- 「残高」タブを選択する
- 売上として入ってきた履歴(マイナスでない行)を1件ずつ確認する
- 該当する金額をメモしながら合算して累計売上を出す
本人確認前の場合
- メルカリアプリを開き「メルペイ」タブに移動する
- 「メルペイ設定」をタップする
- 「売上履歴」を選択する
- 売上として入ってきた履歴を1件ずつ確認する
- 該当する金額をメモしながら合算して累計売上を出す
取引が溜まってから一気に遡るのは大変なので、日頃から売上を記録しておく方が負担は少なくなります。記録の始め方は メルカリ売上管理を無料で始める方法 にまとめています。
「売上金」 と「残高」 は別の数字
売上総額を確認しようとしたとき、混乱しやすいのが「売上金」と「残高」の違いです。
メルペイの画面に表示される「残高」は、振込やメルペイでの購入に使った後の、現時点で手元にある金額です。今までの累計売上金額とはまったく別の数字になります。
- 売上金:本人確認前のユーザーに表示される。振込申請期限(180日)がある
- 残高:本人確認済みのユーザーに表示される。有効期限がない
たとえば今まで合計10万円売った人でも、振込やメルペイでの買い物に使っていれば残高は数千円しか表示されません。「残高=今までの売上総額」ではないため、「こんなに少ないの?」と感じるのは仕組み上そうなっているだけです。
累計の売上金合計を確認したい場合は、前のセクションの手順で履歴から1件ずつ合算する必要があります。
売上総額がわかっても「利益」 は別の話
累計売上の確認方法が整理できたところで、もうひとつ押さえておきたい点があります。売上総額がわかっても、手元にいくら残ったかは別の計算が必要です。
売上金額と利益は違う数字
メルカリで商品が売れたとき、売上金額からは販売手数料(10%)と送料が差し引かれます。さらに仕入れ値がある場合は、それも引かないと本当の利益にはなりません。
- 売上金額:購入者が支払った商品価格
- 販売手数料:売上金額の10%がメルカリに差し引かれる
- 送料:らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便などの配送費用
- 仕入れ値:その商品を購入・仕入れたときの金額(不用品なら0円)
- 利益:売上金額 − 手数料 − 送料 − 仕入れ値
たとえば3,000円で売れた商品でも、手数料300円・送料210円・仕入れ値1,000円を引くと、利益は1,490円です。売上総額だけを見て「こんなに売れた」と思っていても、利益はその半分以下ということも珍しくありません。利益計算の具体的な方法は メルカリ利益計算表の作り方 で解説しています。
利益を把握するには取引ごとの記録が必要
売上総額は過去の履歴を遡れば一応は確認できます。ただし利益を把握するには、1件ごとに仕入れ値・送料・手数料を記録しておかなければなりません。
取引が終わってから「あの商品の仕入れ値いくらだったっけ?」と思い出そうとしても、時間が経つほど正確な金額は分からなくなります。仕入れ値はメルカリの取引画面に記録されない情報だからです。
フリマネージャー(フリマネ)は、メルカリの取引データを自動取得し、手数料・送料を差し引いた利益を自動で計算します。売上総額ではなく、手元に残る利益が1件ごとに見えるため、「今月は本当にいくら残ったのか」が画面を開くだけで分かります。ライトプラン(980円/月)以上では、Chrome拡張からコピー出品や値下げもワンクリックで実行できます。売上管理だけでなく、日々の再出品・値下げの操作もまとめて短縮できます。
仕入れ値の入力もラクにできます。レシート読み取り機能(プロ年額プラン以上)を使えば、買ったときのレシートを撮影するだけで仕入れ値を一括入力できます。「あの商品いくらで仕入れたっけ?」と悩む必要がなくなり、入力の手間も大幅に減ります。登録した経費はカテゴリごとにグループ分けして管理できるので、「梱包材費」「送料」「仕入れ原価」など費目別に収支を把握できます。損益カレンダーで月ごとの推移も確認できるため、確定申告の直前に1年分を遡る必要がなくなります。
メルカリの出品中商品と連携した在庫管理もできます。仕入れるたびに在庫数が自動で加算され、売れたら自動で減算されるので、「売れたのに在庫表を更新し忘れた」という管理ミスが起きにくくなります。
確定申告の準備もそのまま直結します。取引履歴・経費のデータをfreee・マネーフォワード・弥生の形式でまとめてCSV出力できるため、会計ソフトへの反映も一括で完了します。確定申告サマリーPDFも出力できるので、申告に必要な数字がそのまま揃います。
取引データの自動取得・レシートからの仕入れ値入力・経費管理・在庫管理・会計ソフト向けCSV出力まで一本で揃っているのはフリマネだけです。
売上総額を知りたかった本当の理由が「結局いくら残ったのか把握したい」であれば、売上の合計より先に利益の管理を仕組み化する方が近道です。
まとめ : 売上総額より利益を見える状態にする方が大事
- メルカリに「今までの売上総額」を一発表示する公式機能は原則ない
- 一部ユーザーにA/Bテストで表示されているが、全員には出ていない
- 確認するにはメルペイの残高履歴・売上履歴を1件ずつ合算するしかない
- 「残高」は振込やメルペイ利用で減った後の金額であり、累計売上とは別の数字
- 売上総額がわかっても、手数料・送料・仕入れ値を引かないと利益にはならない
- 本当に把握すべきは「売上の合計」ではなく「手元に残った利益」
売上総額を確認すること自体は、履歴を遡ればできます。ただし本当に管理すべきなのは、手数料や送料を差し引いた後に手元に残る利益の方です。取引のたびに利益まで記録しておくと、確定申告の準備にも仕入れの判断にもそのまま使える数字が残ります。

